お客様の元に届いたときに、最高の状態で召し上がっていただくため、「うな喜」では、肉厚で大ぶりな鰻を厳選して仕入れています。数多くの鰻を職人が目利きし、大きさ・色つや・脂の乗り・肉質・肉厚・香り、そして味に至るまで妥協なくこだわり抜いた自慢の鰻です。

厳選した鰻に合うよう何度も何度も試行錯誤した「秘伝のタレ」は、手間を惜しまず、鮮度の高い鰻の頭を一度焼き、その後さらに煮出すことで出汁を取ります。抽出した鰻の出汁と国産醤油を調合することで、うな喜でしか味わえない深いコクと味わいを生み出します。かば焼きはもちろん、ひつまぶしで出汁茶漬けにした際のコクや香り・旨みは絶品です。

「焼き一生」とも言われる鰻との真剣勝負。焼いてはタレにくぐらせ、くぐらせては焼く。一本一本丁寧に手焼きを三度くり返します。絶妙な火加減やタレ付けするタイミングなど経験と技により、皮目はパリっと、身はフワッとした食感に仕上げます。旨味のぎっしり詰まった最高の鰻をお召し上がりください。

鰻を食べるうえで欠かせないのが山椒。うな喜では、飛騨高山の山椒を使用。特に柑橘系の上品で豊かな香りは他の品種よりも強く、口に入れた瞬間鼻へと爽快に抜けていきます。その後を追いかけるように程よい辛さと心地よいしびれが現れ、鰻の旨みを最高に際立たせます。

うな喜の「出汁」は毎日店内仕込み。こだわりの鰻との相性を考え、厳選した花鰹をふんだんに使用した「一番出汁」のみを使用しています。丁寧に取った「一番出汁」は芳醇な香りと琥珀色、濁りのない上品な風味が特徴で、ひつまぶしの出汁茶漬けを最高に引き立てます。